衝撃的なKO負けから復帰して1勝1分でIBFのタイトルに挑戦したダルチニャン。階級を一つ上げて2階級制覇を目論んだ試合でした。
フライ級の頃は減量苦があったようですが、階級を上げてベストな状態での挑戦。もともとフライ級離れしたパワーの持ち主だったダルチニャンが、更にパワフルになって帰ってきました。
試合は1ラウンドから試合が終わった5ラウンドまで、終始ダルチニャンのペースで、キリロフは自分のボクシングもさせてもらえずにそのパワーとスピードに圧倒された感じでした。
キリロフ自体がチャンピオンとしてはあまりパッとしない感じがありましたから、今回の勝利は当たり前の結果。
問題は、次に計画されているWBA・WBC統一チャンピオンのクリスチャン・ミハレスとの統一戦ですね。
パワーナンバーワンのダルチニャンとテクニックナンバーワンのミハレス。この両者が激突したらどんな試合になるでしょうか。
パワーでダルチニャンがミハレスを粉砕するのか、ドナイレのフットワークに翻弄されKOされた時のようにミハレスがダルチニャンを受け流すのか。
僕としては、ダルチニャンに3団体統一チャンピオンになってもらって、今まで実現しなかった日本人選手との対戦を見てみたいですね。
いつ試合が行われるのでしょうか。待ち遠しいです。